創作に役立つお勉強ノート

創作に役立つ(かもしれない)様々な分野の情報をまとめていくサイトです。

【美しい日本語】光が作り出す幻想的な「空」の現象

何気なく見上げる空。

そこにある美しくも不思議な現象には、数々の名前がつけられています。

今回はそこから、光が作り出す空の現象をピックアップしてみました。

 

 

光芒(こうぼう)

雲の隙間から降り立つ光の筋。今にも天使が舞い降りてきそうな、この光の柱を見たことはありますか?

一般に、「天使の梯子」などとも呼ばれるこの光は、光芒と呼ばれています。

この光芒が生み出す幻想的な光景を、いくつかご紹介します。

 

太陽柱(たいようちゅう)

太陽から真っ直ぐに立ち上る、一本の光の筋(光芒)が見える現象です。

日の出や日没の際に確認できることがあります。

 

月柱(げっちゅう)

太陽柱と同様に、月から真っ直ぐに立ち上る、一本の光芒が見える現象です。

 

光柱(こうちゅう)

こちらは、遠くの街灯や漁火を光源として、空に立ち上る光芒が見える現象です。

太陽柱や月柱にくらべて高く見えるほか、光源の数だけ柱が見える、といった特徴があります。

(漁火による光柱を、「漁火光柱」ともいいます)

 

 

白虹(しろにじ/はっこう)

白い虹、というものをご存知でしょうか。

光の屈折によって生まれる七色の虹は、雨上がりの光景としても有名ですよね。

しかし、同様の原理で発生しながらも、光の弱さなどといった理由から、肉眼では白色として確認できる虹というものがあります。

この白虹によって象られる現象を、いくつかご紹介します。

 

日暈(ひがさ/にちうん)月暈(つきがさ/げつうん)

太陽や月を中心として、その周囲に光の輪が表れる現象のことです。

太陽や月に薄い雲がかかったときに発生します。

 

月虹(げっこう)

夜間、月の光によって表れる虹のことです。

虹色として確認出来る場合もありますが、月の光の弱さから、白い虹として確認出来る場合もあります。

 

霧虹(きりにじ)

霧によって光が拡散され、白色の光の輪が見える現象です。

太陽を中心に輪が生まれる日暈などとは異なり、こちらは太陽を背にしたときに見える光景です。

 

 

 ●その他にも……。

 ・幻日(げんじつ)幻月(げんげつ)

太陽や月が空にあるとき、同じ高さの離れた場所に、同様の光が見える現象です。

彩雲(さいうん)

太陽の近くを通りかかった雲が、虹のような様々な色に見える現象です。

 

 

こうした光の現象は、大気光学現象と呼ばれています。

光と大気が織りなす美しい光景は、まだまだ存在していますから、興味があれば是非とも調べてみてくださいね。